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キトマー
【キトマー Khitomer】
クリンゴン帝国・ロミュラン帝国国境付近に存在する惑星。2293年、この地でキトマー条約が結ばれたことで有名。(『スター・トレックVI 未知の世界』)
2346年にはロミュラン帝国による攻撃で4000人のクリンゴン人が殺されるキトマーの大虐殺が起きた。キトマーの住人の中にはエンタープライズDのクルーとなるウォーフも含まれていたが、彼は辛くも生き残った。
アルファ・ベータ宇宙域の主要三国の国境付近にあるという地理条件から、上記のように三国の係争や和平の舞台となった歴史的に重要な星である。
セティ・アルファ星系
【セティ・アルファ星系 Ceti Alpha System】
惑星連邦領域の銀河系外辺部に近い辺境宙域に存在する星系。
この星系の5番惑星はMクラスで、2266年、20世紀から蘇った優生人類カーン・ノニエン・シンがジェイムズ・カークによって追放された星である。
(『宇宙大作戦』第24話「宇宙の帝王(Space Seed)」)
カーンが追放されて半年後、6番惑星が爆発し、その影響で5号星の軌道が変化、5号星は豊かな星から過酷な死の星へと変貌し、カーンは多くの部下と最愛の妻を失った。これによりカーンはカークへの復讐を決意した。 (『スター・トレックII カーンの逆襲』)
ディープ・スペース9
【ディープ・スペース9 Deep Space 9】
カーデシア連合の境界線付近にある宇宙艦隊の深宇宙基地。ベイジョー星の軌道上にあり、近傍にはガンマ宇宙域へ抜けるワームホールがある。
元々はカーデシアの採掘基地であったものを宇宙艦隊が改造したものでであり、元の名前は「テロック・ノール」。当初連邦にとっては僻地の対カーデシアの一基地でしかなかったが、ワームホールの出現でガンマ宇宙域への出入り口となり、交通交易上の要地となった。
さらにワームホールを通ってドミニオンが侵攻してきたため、ディープ・スペース9は連邦の最重要基地のひとつとなった。
ニムバスIII
【ニムバスIII NimbusIII】
2267年から連邦、クリンゴン、ロミュランが共同開発を進めていた惑星。月が2つあるのが特徴。連邦とロミュラン国境の中立地帯に存在する。
“銀河系平和の惑星”に指定されており、この星では武器の携帯などは禁止されていた。しかし、干上がった不毛な大地が地表の大半を占め、ろくに水も出ないニムバスIIIは到底開発に向いた星ではなく、具体的な開発事業は全く行われないまま荒んだ状態が続き、平和の星はいつしか宇宙中の浮浪者と貧困者が集まる星になっていた。
治安の悪化に伴い武器携帯所持の禁止という原則も有名無実のものになっていった。
首都はパラダイスシティであるが、各国の代表が会合を行う場所は街の中心にある酒場の奥の部屋といういい加減さ。その代表も本国から左遷同然で送り込まれてきたもので、惑星連邦領事のセント・ジョン・タルボットはサイボック率いる軍勢に身柄を拘束された時、「今更捕虜にしても、もうすでにこの岩だらけの星の捕虜になっている」と語り、この星へ勤務することが自ら望んでやるようなものではないことを物語っている。(『スター・トレックV 新たなる未知へ』)
バッセン断層
【バッセン断層 Bassen Rift】
惑星連邦とロミュラン帝国との中立地帯近辺に存在する空間断層を含む星雲地帯。独特の星間物質の影響から見た目は緑がかった星雲のように見える。
この断層に入り込むと亜空間通信や長距離センサー等が無効化されるが、ロミュラン政変の際、エンタープライズEを追撃していたシンゾンは、この断層の特性を利用してエンタープライズEを奇襲した。
シンゾンの目論見は図に当たり、ほぼ無防備だったエンタープライズEはワープエンジンが機能停止されるなど大打撃を被った。
(『スター・トレック ネメシス』)
バッドランド
【バッドランド Bad Land】
カーデシア国境線の近くにある難航空間。プラズマストームが吹き荒れているため危険な宙域で、数多くの宇宙艦が遭難している。
しかし、この難航空間はにはカーデシア船も近づかないため反カーデシア組織マキや、カーデシア占領下のベイジョーレジスタンスの絶好の隠れ蓑になった。
2371年、U.S.S.ヴォイジャーがマキの船の捜索のために侵入した宙域もこのバッドランドである。 (『スター・トレック:ヴォイジャー』第1,2話「遥かなる地球へ・前編/後編(Caretaker,Part I/Part II)」
ブライアー・パッチ
【ブライアー・パッチ Briar Patch】
惑星連邦領内のセクター441にある領域。地球からは約50光年と比較的近い位置にあり、22世紀にはその存在が知られていた。超新星の残骸を多く含む領域で、この中では通信、及びワープ航行が不可能になる、まさにブライアー・パッチ(イバラの草原)と呼ばれるにふさわしい難航空間である。惑星バクーはこの領域内にある。
2375年にはここでU.S.S.エンタープライズEとソーナ人の戦闘艦が戦闘を行なっている。
(『スター・トレック:叛乱』
なお、この領域はクリンゴン語ではクラック・デケル・ブラクトと呼ばれている。ここでは2271年にクリンゴン帝国とロミュラン帝国の間で、両勢力の一大決戦であるクラック・デケル・ブラクトの戦いが起こっている。
プラクシス
【プラクシス Praxis】
クリンゴン帝国母星クロノスの衛星で、資源が豊富でありクリンゴン帝国のエネルギー生産において重要な衛星であった。しかし、ずさんな管理体制と過剰な採掘から2293年に大爆発を起こし、星の核を含む3/2以上を消失、わずかに地殻を残すだけの無残な姿になった。
爆発の影響は深刻でこの爆発で起こった衝撃波によりクロノスの大気に重大な被害を与え、オゾン層が広範囲にわたって破壊された。これによりクロノスは何の対策も講じない場合は50年で死の星と化すことが予測された。
それを危惧した当時のクリンゴン総裁であったゴルコンは惑星連邦との和平を決断。この星の爆発が、後のキトマー和平条約締結のきっかけとなった。
(『スター・トレックVI 未知の世界』)
ムタラ星雲
【ムタラ星雲 Mutara Nebula】
惑星連邦領域の銀河系外辺部に近い辺境宙域に存在する散光星雲。
激しい放電現象と星間ガスの影響で、この星雲内に入ると外部モニター等が影響を受け、センサーも無効化、防御スクリーンも展開できなくなる。そのため、この星雲内で戦闘を行った場合はお互いに無防備状態のまま目視で戦うという厳しいものになる。
2385年、カーク提督率いるエンタープライズ号が、カーン・ノニエン・シンに乗っ取られたリライアント号の奇襲を受け中破したため、この劣勢を覆すべくカーンを星雲内に誘い込んで戦っている。
戦闘終了後、カーンはテラフォーミング装置ジェネシスを起動し自爆。この影響でムタラ星雲があった場所には新惑星ジェネシスが誕生した。 (『スター・トレックII カーンの逆襲』)
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ルラペンテ
【ルラペンテ Rura Penthe】
クリンゴン帝国の流刑惑星。ダイリチウムの産出地でもあり、受刑者はここで強制労働させられる。
監獄ではあるが収容施設には転送を妨害するシールド以外、柵も塀も見張り台もない。なぜならルラペンテは極寒の惑星であり、まともな防寒具なしに外に出ればものの数分で凍死するほど過酷な環境であるため、外に出ることは自殺行為だからである。実際、処刑の手段として「裸で外に放り出す」という手法もとられている。
2293年、ジェイムズ・T・カーク大佐とレナード・マッコイ中佐が帝国総裁暗殺の罪でこの惑星に収監された。 (『スター・トレックVI 未知の世界』)
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随時追加していきます。