U.S.S.エンタープライズ NCC-1701-D
“...To boldly go where no one has gone before.”
(「人類未踏の世界へ、勇敢なる航海を―」就航記念銘板より)
【艦歴】
U.S.S.エンタープライズ NCC-1701-D(以下、エンタープライズD)は2363年に就役した。連邦宇宙艦エンタープライズ号としては5代目に当たる艦である。
23世紀のジェイムズ・T・カークによる5年間の探検飛行に並ぶ、偉大なる7年間の探検飛行を成し遂げた名艦である。
7年間の探検飛行
エンタープライズDは2363年、ジャン=リュック・ピカード艦長の下、7年間にわたる調査任務に旅立った。このミッションで、高次生命体Qや危険な半機械生命体ボーグなどと遭遇、そのほか数々の外交任務、科学調査、防衛任務で成果を上げ、連邦に多大な情報と知識をもたらした。
マッドサイエンティストの陰謀に巻き込まれ撃沈される
2371年、アマゴサ恒星を爆破した犯罪者・ソラン博士を追跡している際に、彼に協力するクリンゴンの元権勢家ルーサ、ベトール姉妹の策謀にかかりシールドを無力化されたところを狙い撃ちされ致命的なダメージを負った。
再び恒星の爆破を目論むソラン博士を止めるべく地上に降りていたピカード艦長に代わり指揮を執っていたウィリアム・ライカー副長はすかさず敵艦の弱点を突いてデュラス姉妹を撃破するが、ダメージは深刻でワープコアの爆発が迫っていた。ライカー副長は第一船体に乗員を集め、ワープコアのある第二船体を切り離して脱出をはかった。爆発による衝撃波で操縦不能に陥るも、第一船体は何とか破壊をまぬがれた(『スター・トレック ジェネレーションズ』)。
第二船体を丸ごと失ったため、宇宙艦隊はエンタープライズDの再建を断念。エンタープライズの名はエンタープライズEに受け継がれた。7年間の探検飛行を成し遂げた名艦であったが、運用期間はわずか8年にとどまり、歴代エンタープライズの中では最も短命なエンタープライズとなった。
【編者補足】
『新スター・トレック』の主役艦。テレビでは最も長く登場した船だけに、この船が一番なじみ深いというファンも多いかもしれません。映画であっさり沈んでしまいましたが、『新スター・トレック』最終回「All good things」ではライカーが彼らしいやんちゃな改造を施したエンタープライズDが登場します。
-----登場作品-----
- 『新スター・トレック』
- 『スター・トレック ジェネレーションズ』
スタートレック NCC1701-D U.S.S エンタープライズD型 限定Ver. 完成品 |