WORF
ウォーフ
画像 | |
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出身 | クリンゴン帝国 |
家族 |
ウォーフ(祖父)
モーグ(父) カーン(弟) アレキサンダー(息子) ケーラー(妻) ジャッジア・ダックス(妻) セルゲイ・ロジェンコ(養父) ヘレナ・ロジェンコ(養母) |
職業 | 惑星連邦宇宙艦隊士官 |
最終階級 | 少佐 |
受勲
功績等 |
セブンイヤーミッション
クリンゴン内戦に参加 クリンゴン帝国総裁選に2度関与 |
主な履歴 |
エンタープライズ号戦術士官・同保安主任
ディープ・スペース9戦術士官 駐クロノス連邦大使 |
備考 |
※家族は名前が判明している人物のみ掲載
※最終階級は劇中で確認できるもの |
ウォーフ
ウォーフ(Worf)。2340~。クリンゴン人である。地球人であるロジェンコ夫妻の養子となったため、ウォーフ・ロジェンコと名乗る場合もある。
2340年、クリンゴン帝国で生まれる。2346年、両親の転属に伴いキトマーに移り住むが、ロミュラン帝国によるキトマー虐殺に巻き込まれた。
辛くも生き延びたウォーフはU.S.S.イントレピッド(NCC-38907。イントレピッド級1番艦であるNCC-74600とは別の船)のクルーであったセルゲイ、ヘレナのロジェンコ夫婦に助けられ、彼らの養子となる(『新スター・トレック』第65話「クリンゴン戦士として(Sins of the farther)」)。
その後、艦隊士官となったウォーフは宇宙艦隊旗艦U.S.S.エンタープライズNCC-1701Dに配属される。
さらに2370年代には、対ドミニオン最前線であるディープ・スペース9の司令官ベンジャミン・シスコに請われて同基地に転属した。同基地での任務終了後の2375年頃からは駐クロノス(クリンゴン帝国の母星)大使として外交官として働いていたようだが、2379年頃にはU.S.S.エンタープライズNCC-1701Eに艦隊士官として搭乗している姿が見られる。
連邦初のクリンゴン人士官|ディープ・スペース9に転属|クリンゴンの誇り|編者補足
【連邦初のクリンゴン人士官】
ウォーフはロジェンコ夫妻に育てられ、クリンゴン人としては初めて宇宙艦隊へ入学し、2361年に宇宙艦隊アカデミーを卒業して連邦宇宙艦隊史上初のクリンゴン人士官となった。2364年、中尉の階級でジャン=リュック・ピカード大佐率いるU.S.S.エンタープライズNCC-1701Dに航法担当士官として配属された。後に保安主任であったナターシャ・ヤー大尉が任務中殉職したため、ヤー大尉の後任として保安主任を務めた(『新スター・トレック』第23話以降)。後に大尉へ昇進。2371年には少佐に昇進した(『スター・トレック:ジェネレーションズ』)。
連邦初のクリンゴン人士官|ディープ・スペース9に転属|クリンゴンの誇り|編者補足
【ディープ・スペース9に転属】
2372年、ウォーフはエンタープライズD撃沈がきっかけとなって休職していたがクリンゴン帝国と連邦との関係が悪化したためにその調整役としてベンジャミン・シスコに請われて同基地に転属した(『ディープ・スペース・ナイン』第73,74話「クリンゴンの暴挙・前編/後編(The Way of The Warrior, Part I/Part II)」)。
ウォーフはクリンゴンとの調整役の他、戦術士官としてもシスコ司令官にも信頼され、時には同基地に配属されていた当時最強の戦闘艦ディファイアントの指揮を任されることもあった(『スター・トレック:ファーストコンタクト』)。
なお、このディープ・スペース9勤務時にトリル人士官ジャッジア・ダックスと出会い、結婚(後に死別)している。
連邦初のクリンゴン人士官|ディープ・スペース9に転属|クリンゴンの誇り|編者補足
【クリンゴンの誇り】
ウォーフはクリンゴン人としてより、連邦市民として育った期間が長いが、艦隊士官としての義務とクリンゴン人としての誇りを天秤にかけた時、彼はしばしばクリンゴン人としての誇りを優先させた。彼が艦隊の制服の上に着用している家紋つきのサッシュはその表れと言えるだろう。
2368年に起きたクリンゴン内戦では、弟カーンとともに、かつて裏切り者として葬られた父の名誉を回復させるため宇宙艦隊を離職してまで参戦している(『新スター・トレック』第100,101話「クリンゴン帝国の危機・前編/後編(Redemption, Part I/Part II)」)。2373年にはクリンゴンの名将であるマートクの一門に加わり、クリンゴン人としての名誉は完全に回復した。
また、かつての恋人であったケーラーとの間に生まれた子であるアレキサンダーに対してもクリンゴン戦士としての誇りを教えようとしていた。ただ、アレキサンダー自身はクリンゴンの文化をなかなか受け入れず(母・ケーラーはクリンゴンと地球人のハーフであったためあまりクリンゴンらしい教育は受けていなかった)、ウォーフは息子の教育に頭を悩ませていた。
連邦初のクリンゴン人士官|ディープ・スペース9に転属|クリンゴンの誇り|編者補足
【編者補足】
ウォーフは『宇宙大作戦』で敵役だったクリンゴン人でありながら、エンタープライズのクルーとなったまさに異色のキャラクターです。しかし、かつての敵役の種族でありながら、誇り高く雄々しいウォーフのキャラクターは好意的に受け止められ、後に『ディープ・スペース・ナイン』においてもレギュラーキャラとして起用されるなど高い人気を誇るキャラクターになっています。
ウォーフはTNGにおけるクリンゴン人の民族性を掘り下げるうえで大変大きな役割を担っており、バルカンにおけるスポックと同じく、連邦市民でありながら、もっとも代表的なクリンゴン人と言えるかもしれません。
ウォーフを演じた俳優
マイケル・ドーン(Michael Dorn) (1952~)
日本語吹き替え:銀河万丈
連邦初のクリンゴン人士官|ディープ・スペース9に転属|クリンゴンの誇り|編者補足
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