BENJAMIN L SISKO
ベンジャミン・シスコ
画像 | |
---|---|
出身 | 地球(アメリカ・ニューオリンズ) |
家族 |
ジョセフ(父)
ジュディス(妹) ジェイク(息子) ジェニファー(妻) キャシディ・イェイツ(後妻) |
職業 | 惑星連邦宇宙艦隊士官 |
最終階級 | 大佐 |
受勲
功績等 |
ドミニオン戦争で多大な功績をあげた |
主な履歴 |
サラトガ号副長(??~2367)
ディープ・スペース9司令官(2369~2375) |
備考 |
※家族は名前が判明している人物のみ掲載
※最終階級は劇中で確認できるもの |
ベンジャミン・シスコ
ベンジャミン・シスコ(Benjamin Lafayette Sisko)。2332~??。
2332年、地球、アメリカのニューオリンズで生まれる。宇宙艦隊士官。宇宙基地ディープ・スペース9の司令官として有名。ガンマ宇宙域の大勢力ドミニオンとの戦争においても功績を挙げた。
2375年のドミニオン戦争終結時、行方不明になっている。
また、ベンジャミン・シスコは無類の野球好きである。
士官学校・若手士官時代|ウルフ359の戦いで生き残る|ディープ・スペース・ナインの司令官に|ベイジョーと連邦の間で|選ばれし者|編者補足
【幼少期・若手士官時代】
地球・ニューオリンズ生まれ。父、ジョセフは料理人で“Sisko's Creole Kitchen”という小さなレストランを経営していた。 2350年、宇宙艦隊アカデミーに入学、少尉時代にクルゾン・ダックス(後のジャッジア・ダックス)に出会った。その後、レイトン艦長の下でU.S.S.オキナワに勤務した。 少佐に昇進したのちは、U.S.S.サラトガに勤務していた。
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【ウルフ359の戦い】
2367年、ウルフ359の戦いにおいてU.S.S.サラトガの士官として参戦した。しかし、ウルフ359の戦いは連邦史上でも未曾有の大敗北であり、死傷者数は11000人を数えた。シスコはこの戦いで、自身は助かったものの、最愛の妻であるジェニファーを失い、心に大きな傷を負っている(『DS9』1,2話「聖なる神殿の謎(前編/後編)」)。
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【ディープ・スペース・ナインの司令官に】
シスコは妻を失ったことで宇宙に対する情熱を失ってしまい、宇宙艦勤務から離れて火星のユートピア・プラニシア造船所(エンタープライズD等を建造した造船所)に勤務、この時、ディファイアント級の設計に携わった。
2369年、独立間もないベイジョーが、カーデシア連合からの独立を維持するために惑星連邦の支援を要請し、ベイジョー領域への宇宙艦隊駐留が決定。その駐留基地としてディープ・スペース9が制定され、同基地の司令官としてシスコに着任の辞令が下る。
当初、シスコはこの任を早々に辞して退役するつもりだったが、直後発見されたワームホール内で預言者という生命体に接触、彼は再び気力を取り戻し、ディープ・スペース・ナインの司令官に正式に着任した(『DS9』1,2話「聖なる神殿の謎(前編/後編)」)。
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【ベイジョーと連邦の間で】
DS9の司令官としての勤めは非常に多忙なものだった。ベイジョーからはカイ・ウィンら独立志向の強い権力者からの有形無形の圧力にさらされ、ベイジョーとは敵対国だが、連邦としては中立国であるカーデシアの陰謀にも対処しなければならなかった。
さらにはガンマ宇宙域の大勢力ドミニオンの侵攻やクリンゴン帝国の同盟破棄などの事件でシスコは戦いに身を投じていかなければならないことになる。
しかし、シスコは優秀な部下たちに支えられ、これらの問題に立ち向かいそのいずれも解決していった。彼は非常に優秀な不屈の司令官として、連邦やベイジョーのみならずカーデシアやクリンゴンにもその名を知られるようになった。
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【選ばれし者】
預言者と接触したシスコはベイジョーで“選ばれし者”として象徴的な存在となる。彼はそのことに当初戸惑いを見せていたが、ディープ・スペース9は、ワームホールを抜けた先のガンマ宇宙域に潜むドミニオンとの戦いや、ワームホールの預言者たちと対立した邪悪な生命体パー・レイス等との戦いの中、徐々に“選ばれし者”としての自覚を強めていく。
ドミニオン戦争の終結とパー・レイス打倒後、最終的にシスコは“選ばれし者”としての役目を終え、自らと深いかかわりがある預言者のもとへと還っていった(『DS9』175,176話「終わりなきはじまり(前編/後編)」)。
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【編者補足】
シスコ司令官はスター・トレック:ディープ・スペース・ナイン(以下DS9)の主人公格の人物として活躍しました。シーズン1と最終シーズン7ではかなり見た目の印象が違います(スキンヘッドになってひげを蓄えた)。
『DS9』はかなりリアルな物語であり、そうしたことを反映してかシスコ司令官もまたリアルな思考を持った人物でした。たとえば、ドミニオン戦争の際は、自陣営に多く味方を作るべく、ロミュランを陰謀に近い形でドミニオン戦争に引きずり込んだり、前線にあっても優秀な参謀としての性格を見せたりと、他のシリーズの指揮官と比べると、かなり軍人然とした人物と言えます。
しかし、そんなリアルな彼が最終的に落ち着いた場所はシリーズの中でも限りなく神秘的な存在である預言者のもとである、というのは『DS9』の複雑極まる物語の象徴的な存在である…のかもしれません。
シスコを演じた俳優
エイヴリー・ブルックス(Avery Brooks) (1948~)
【主な出演作品】
- 『アメリカン・ヒストリーX』(1998)
日本語吹き替え:玄田哲章
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