JULIAN S BASHIR
ジュリアン・ベシア
画像 | 準備中 |
---|---|
出身 | 地球? |
家族 |
リチャード(父)
アムシャ(母) |
職業 | 惑星連邦宇宙艦隊士官 |
最終階級 | 大尉 |
受勲
功績等 |
特になし |
主な履歴 | ディープ・スペース9医療士官(2369~??) |
備考 |
※家族は名前が判明している人物のみ掲載
※最終階級は劇中で確認できるもの |
ジュリアン・ベシア
ジュリアン・スバトイ・ベシア(Julian Subatoi Bashir)。2341~。
宇宙艦隊士官。宇宙基地ディープ・スペース9の医療主任を務めた。着任当初は中尉。
若い頃はテニスプレイヤーを目指していたこともあり、学者然としているものも少なくない医療士官としては活発な性格であった。学業成績も優秀でありアカデミーも次席卒業であった。
活躍の場を求めDS9へ|交友関係|ジュリアンの秘密|編者補足
【活躍の場を求めDS9へ】
ベシアが着任した当時のディープ・スペース9はベイジョー独立支援という重要な役割を担ってはいたものの、ドミニオンとの接触以前は対カーデシア連合の辺境基地の一つにしか過ぎなかった。
しかし、若きベシアはあえてこの辺境の基地への勤務を望んだ。安穏とした職場ではなく、波乱に満ちた場所こそが自らの能力を発揮できると考えていたためである(『DS9』1話「聖なる神殿の謎(前編)」)。
このように若者にありがちな英雄願望のようなものを持っていたベシアではあったが、実際の仕事ぶりは堅実なもので、すぐに基地司令官ベンジャミン・シスコ中佐の信頼を得た。
活躍の場を求めDS9へ|交友関係|ジュリアンの秘密|編者補足
【交友関係】
ベシアは、もともと社交的な性格でDS9では多くの友人を得た。そのなかでジャッジア・ダックスはあこがれの女性であり、自分よりも後にDS9勤務になったウォーフ少佐と彼女が結ばれたときは少なからずショックを受けていた。
秘密を持ったカーデシア人の仕立屋ガラックともどういうわけか馬が合い、やはり親しかった。とはいえ、無二の大親友というよりは、互いに腹の探り合いをするのを楽しむような、少し変わった友好関係だった。
そんな広い交友関係の中でもっとも親しい間柄だったのはDS9の技術チーフであったマイルズ・オブライエンであった。
しかしながら、どちらかと言えばエリートコースを進んでいたベシアと、叩き上げの下士官であるオブライエンとの間には少なからず隔たりがあった。当初ベシアは職人気質のオブライエンを取っ付きにくい年長者と考え、オブライエンはお調子者の若造であるベシアをいけ好かない奴だと考えていた。
だが、何度か任務でチームを組み、協力していく(『DS9』14話「混迷の惑星“ベイジョー”」等)うちに友情が芽生え、若いベシアはオブライエンに刺激を与え、年長者のオブライエンは若さ故に迷うことも多いベシアに的確なアドバイスを送り、階級や年齢を超えた親友と呼べる関係に発展していった。
活躍の場を求めDS9へ|交友関係|ジュリアンの秘密|編者補足
【ジュリアンの秘密】
ベシアは先天的に深刻な学習障害を抱えており、幼少期は同年代の子供たちの勉強にまったくついていけなかった。これを危惧したベシアの両親は、6歳の頃にアディジョン・プライムの病院に入れ、遺伝子操作による治療を行った。これによりベシアは天才児へを変貌していった。
しかし、惑星連邦では能力向上を目的とした遺伝子操作は禁じられており、本来ならば宇宙艦隊にも参加できないはずだった。にもかかわらずベシアが艦隊士官になれたのはその事実をひた隠しにしていたためだった。
その秘密が明るみに出たのは、ベシアを医療ホログラムのモデルにしようと、ホログラムの権威であるルイス・ジマーマン博士(緊急用医療ホログラムの開発者)が彼の身辺を調査したことからである。
一時は艦隊から追放されかねない危機にあったが、ベシアが「身勝手だ」と評価していた父・リチャードがすべての罪をかぶって服役することで息子・ジュリアンの地位の保全を求め、これが認められたため、ベシアはこれ以降もDS9に勤務することが許された(『DS9』114話「ジュリアンの秘密」)。
この事件以降も、ベシアはDS9のメンバーからの友情を失うことはなかったが、オブライエンとダーツで対戦するときは大きなハンデを与えられたり、その高い能力が原因でセクション31に付け狙われたりと、彼自身を取り巻く環境には少なからず影響はあった。
活躍の場を求めDS9へ|交友関係|ジュリアンの秘密|編者補足
【編者補足】
本来は単なるお調子者の若いドクターというキャラクターで描かれていたジュリアンでしたが、遺伝子操作を行われた作られた天才という暗い部分を抱えたキャラクターになっています。とはいえ、「ジュリアンの秘密」やセクション31が関わるシーズン6、7のエピソード以外では、彼がいわゆる優生人類であるという部分はあまり強調されて描かれることはありませんでした。
個性派ぞろいのDS9の登場人物の中にあってはどちらかと言えば目立たない方かもしれません。
ベシアを演じた俳優
アレクサンダー・シディグ(Alexander Siddig) (1965~)
日本語吹き替え:藤原啓治→中村大樹
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