U.S.S.エンタープライズ NCC-1701-C
“...To boldly go where no one has gone before.”
(「人類未踏の世界へ、勇敢なる航海を―」就航記念銘板より)
【艦歴】
U.S.S.エンタープライズ NCC-1701-C(以下エンタープライズC)は2332年に就役した艦で連邦宇宙艦エンタープライズとしては4代目の艦にあたる。
エンタープライズCはその悲劇的な最期で歴史上に名を残した。
レイチェル・ギャレット大佐指揮下のエンタープライズCはナレンドラ3号星のクリンゴン植民地からの救難信号を受信、単艦で同地に赴いた。ナレンドラ植民地は数隻のロミュラン艦から攻撃を受けており、エンタープライズCはこれと交戦、撃破されたものの、その行動はクリンゴン帝国から称賛された。その最期の様子については不明な点が多く、爆沈したとも、交戦中に放出された膨大なエネルギーによって生じた時空のひずみの中に消滅したとも言われている。
クリンゴン帝国に称賛された奮闘
同艦の最期に関しては不明な点が多いが、エンタープライズCの捨て身の行動は、結果として連邦とクリンゴンの同盟をより強固なものにするという点で、それまでの歴代エンタープライズの多大な功績に並ぶほどの意味があった。
当時、連邦とクリンゴン帝国の関係はやや悪化の方向に転じており、その後の展開次第では再び対立関係に陥ることもあり得た。しかし、武勇を重んじるクリンゴン帝国はエンタープライズCの捨て身の行動に深く感銘し、両国の関係は再び良化していった。クリンゴンとの全面戦争になれば犠牲は数百億単位に及ぶと予想されるだけに、直接的ではないが、エンタープライズCの行動はそれだけ多くの人命を救うことになった(『新スター・トレック』第63話「亡霊戦艦エンタープライズ(Yesterday's Enterprise)」)。
宇宙艦隊はその多大な功績と悲劇的な最期に敬意を払ってか、2344年の戦没以来、2363年のエンタープライズD竣工まで「U.S.S.エンタープライズ NCC-1701」を欠番にしている。
【編者補足】
エンタープライズCは悲劇的な最期のほか、歴代エンタープライズの中で唯一の女性艦長であったこともよく知られています。
-----登場作品-----
- 『新スター・トレック』(第63話「亡霊戦艦エンタープライズ“C”(Yesterday's Enterprise)」)
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