SPOCK
スポック(新時間軸)
画像 | |
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出身 | バルカン星 |
家族 |
サレク(父)
アマンダ(母) サイボック(異母兄) |
職業 | 惑星連邦宇宙艦隊士官 |
最終階級 | 中佐 |
受勲
功績等 |
ネロの撃退
ジョン・ハリソンの逮捕 |
主な履歴 |
エンタープライズ号副長(2258~)
ブラッドベリ号副長(2259)※実際に任務には就いていない |
備考 |
※家族は名前が判明している人物のみ掲載
※最終階級は劇中で確認できるもの |
スポック
オリジナルのスポックはスポックをご覧ください
スポック(Spock)。2230~。
2230年、バルカン星でバルカン人の父サレクと地球人の母アマンダの間に生まれる。宇宙艦隊士官。
ネロの出現によって父を失ったジェイムズ・T・カークと違い、幼少期は元の時間軸とあまり変わらない人生を歩んだと思われる。
カークとの出会い|故郷と母を失う|ジョン・ハリソンとの対決|編者補足
【カークとの出会い】
2258年当時、彼は中佐としてアカデミーにおいてコバヤシマルテストを監督していた。このテストは死に直面した時の対応を見極めるテストで、どうあがいても勝てないようにプログラムされているが、一人の候補生がこのテストに勝ってしまった。それがジェイムズ・T・カークである。
テストの本来の目的を外れてゲームのようにテストをクリアしたカークをスポックが見逃すわけもなく、スポックはカークを糾弾して謹慎処分に追い込んだ。スポックはカークを生意気でふざけた候補生と軽蔑し、カークはカークでスポックのことをいけ好かないとんがり耳と反発した。二人の互いの第一印象は極めて悪いものだった。
カークとの出会い|故郷と母を失う|ジョン・ハリソンとの対決|編者補足
【故郷と母を失う】
2258年、故郷であるバルカン星近傍で時空の異変が起こる。宇宙艦隊は調査のため艦隊の派遣を決定するが、スポックはクリストファー・パイク大佐指揮下の最新鋭艦エンタープライズ号の副長に任命されていた。
バルカン星到着直後、艦隊は謎の巨大宇宙船の攻撃によって大損害をうけ、エンタープライズ号もパイク艦長を、謎の巨大宇宙船の指揮官であり、未来からスポックへの復讐にやってきたネロによって捕えられてしまった。副長のスポックは指揮権を引き継ぎ、巨大宇宙船と対抗するものの、スポックに恨みを持つネロは人工ブラックホールを使い、彼の目の前で故郷のバルカン星と母を消滅させてしまった。
表向きは動揺を見せないスポックであったが、巨大宇宙船を追うか、別の場所で他の艦隊と合流するかでカークと対立するとスポックはカークを辺境惑星に追放するという暴挙にでた。
カークはモンゴメリー・スコットの協力を得てエンタープライズ号に復帰、再びカークを排そうとしたが、カークの挑発に乗って彼を執拗に殴打し、正常な精神状態でないことを露呈してしまう。規則により指揮権を放棄せざるを得ない状況に置い込まれた彼はいったんブリッジを離れるも指揮権を奪ったカークへの協力を申し出た。再び巨大宇宙船と対峙したスポックはカークとともに船の破壊へと向かい、見事な連携で作戦を成功させた。
エンタープライズ船長がカークに交代した後も再び副長として志願した。また、この時、ネロとともに未来からやってきた百数十年後の自分と初めて対面している(『スター・トレック』)。
カークとの出会い|故郷と母を失う|ジョン・ハリソンとの対決|編者補足
【ジョン・ハリソンとの対決】
2259年、惑星二ビルにおいて破局的噴火を察知したエンタープライズ号で密かにニビルへ降下し噴火の阻止作戦を開始した。しかし、火山の活動は想定していたよりも活発で作戦は大きなトラブルに見まわれスポックは火口に取り残されてしまった。
スポックは死を覚悟したがカークは未発達な文明への接触禁止という艦隊規則を破ってスポックを救出した。地球帰還後、スポックは規則に従いカークの艦隊規約違反を報告。そのためカークはエンタープライズ号艦長を解任されてしまい、スポックはカークに恨み言を言われてしまう。
カークがエンタープライズ号副長への降格人事を受けたことにより、スポックはU.S.S.ブラッドベリ副長に転属した。
ジョン・ハリソンの艦隊本部襲撃~クリンゴン帝国へ
最大の敵となる
ジョン・ハリソン |
これとほぼ同時期にジョン・ハリソンによるロンドン大規模爆破テロ事件が発生。対応に迫られた艦隊幹部が艦隊本部に参集したが、ここをハリソンに狙われ、パイク提督を含む何人かの艦隊幹部が殺害された。カークの機転によってハリソンは撃退されたがハリソンはトランス転送によって地球外へ逃亡した。カークはその後、エンタープライズ号艦長への復帰とジョン・ハリソンの追跡(実質的に抹殺命令)を命令され、これに伴いスポックもエンタープライズ号副長に再任した。
惑星連邦と対立関係にあるクリンゴン帝国に逃亡したハリソンの追撃を命じられたスポックとカークはクリンゴン母星クロノスへ急行し、クリンゴン軍の妨害を受けながらもこれを逮捕した。しかし、捕らえられたハリソンは自身の意外な正体を明かすとともに艦隊上層部の一部が宇宙艦隊の大規模な軍拡を進め、クリンゴン帝国との全面戦争を計画していることを暴露する。直後に艦隊には存在しないはずの“戦艦”U.S.S.ヴェンジェンスがエンタープライズ号の眼の前に現れ強硬にハリソンの身柄引き渡しを要求したため、スポックたちは陰謀が事実であることを悟った。カークはスポックに船の指揮を任せ、ハリソンと協力して陰謀の打破をはかった。
カークたちがヴェンジェンス号への奇襲を仕掛ける間、スポックはハリソンの正体であるカーン・ノニエン・シンについて未来の自分に尋ねたが、老スポックからは「間違いなく君たちにとって最大の敵になるだろう」と忠告を受けた。
その言葉通り、カーンは陰謀の首謀者を殺害した後にカークを襲い、ヴェンジェンス号を乗っ取ると即座にエンタープライズ号を攻撃した。
カークの死に怒るスポック
ヴェンジェンス号の強力な攻撃により大破したエンタープライズ号だったが、スポックは奇策でヴェンジェンス号の内部からの破壊に成功し、辛くもハリソンに勝利した。しかしこの攻撃によってワープコアに致命的ダメージを負ったエンタープライズ号は墜落の危機に陥る。さすがのスポックも為す術なしと船と運命を共にする決心をしたが、墜落寸前に奇跡的にパワーが回復し墜落は免れた。
直後、その奇跡の裏にはカークの決死の行動があったことを知ったスポックはカークのもとに駆けつけた。しかし時すでに遅くカークは致命的な量の放射線を浴びており、スポックの見守るうちに死亡した。この時、スポックは怒りにとらわれ、「カーン!!」と仇敵の名を絶叫した。
死亡したカークの仇を討つべく、スポックはカーンを追撃した。怒りに震えるスポックは長い追跡の末、カーンを捕らえ、怒りに任せて何度も彼を殴った。しかし、船医のマッコイがカーンの優生人類の血液が死亡した生物をもよみがえらせる強力な生命力を持っていることを発見したことにより、スポックは怒りを抑え、カーンを殺さずに捕らえた。
カーンの血清を注入されたカークは蘇生し、数日後には意識を取り戻した(『スター・トレック:イントゥ・ダークネス』)。
カークとの出会い|故郷と母を失う|ジョン・ハリソンとの対決|編者補足
【編者補足】
新時間軸のスポックはオリジナルに比べてもあまり変わらないキャラクターを保っています。スポック=常に冷静で論理的というのはもはや変えようのないキャラクターなので当然かもしれませんが。
スポックを演じた俳優
(2009年版)
ザッカリー・クイント(Zachary Quinto) (1977~)
【主な出演作品】
- 『HEROES』
日本語吹き替え:喜山茂雄
カークとの出会い|故郷と母を失う|ジョン・ハリソンとの対決|編者補足
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