SEVEN OF NINE
セブン・オブ・ナイン
画像 | |
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出身 | テンダラ・コロニー(種族としては地球人) |
家族 |
マグナス(父)
エリン(母) |
職業 |
ボーグ・ドローン
→ヴォイジャー号クルー |
最終階級 | なし |
受勲
功績等 |
ボーグテクノロジーの提供 |
主な履歴 | ヴォイジャー天体測定ラボ勤務 |
備考 |
※家族は名前が判明している人物のみ掲載
※最終階級は劇中で確認できるもの |
セブン・オブ・ナイン
セブン・オブ・ナイン(Seven of Nine)。
2348年、テンダラ・コロニーで生まれる。本名はアニカ・ハンセン。地球人である。両親はボーグ研究家で、彼らが残した記録を見る限り、当時としては最もボーグに精通していた科学者であった。
アニカは両親と共に宇宙船レイヴンに乗りボーグ研究の旅の同行していたが、2356年ごろボーグに襲われ同化されたと思われる。
以後、彼女はボーグ集合体の中で成人し、ドローンとなってからは“ユニマトリックス01の第三付属物セブン・オブ・ナイン”が彼女の名前となる。以後、ヴォイジャーに発見されるまでドローンとして行動していた。
ヴォイジャーのクルーとなってからは主に天体測定ラボで航路計算や周辺の観察に従事した。なお、「セブン・オブ・ナイン」では長すぎるので、他のクルーからはもっぱら「セブン」と呼ばれていた。
【ヴォイジャーに発見される】
生命体8472という種族に攻撃を仕掛けたボーグであったが、この侵略は生命体8472の想像以上に頑強な抵抗力に苦戦し、挙句、逆に侵攻されてしまうという大失敗を犯した。生命体8472を共通の驚異と理解したU.S.S.ヴォイジャーのジェインウェイ艦長とボーグは対生命体8472協定を結ぶ。
その際、ボークとヴォイジャー間の連絡役に選ばれたのがセブン・オブ・ナインであった。
生命体8472を撃退し、協定に効力がなくなるとセブン・オブ・ナインはヴォイジャーの同化を試みた。しかし、その動きを察知していたジェインウェイはセブン・オブ・ナインの集合体とのリンクを絶ち、同化を阻止。ジェインウェイは残されたセブン・オブ・ナインをクルーとして迎えた。ここに艦隊史上初の元ボーグのクルーが誕生した(『VOY』68,69話「生命体8472・前編/後編(Scorpion,Part I/Part II)」)。
【人間関係】
セブンは元ボーグということもあって、人間関係の構築は様々な困難があったようだ。ただ、彼女自身にはそうした自覚はなく、むしろ困惑していたのは彼女の周辺であったと言うべきかもしれない。
当初、ヴォイジャーの機関主任でハーフクリンゴンであったベラナ・トレスとは、主にセブンの無遠慮な態度が原因で折り合いが悪かった。ただ、同じ技術系のスペシャリストであり、同じ仕事を協力して行うことが増えると、互いの特性を理解できるようになり、友人とはいかないまでも互いに同僚として接し、衝突は劇的に減った。
ドクター(ヴォイジャーのEMH)はセブンの教育係で、彼女は彼からコミュニケーションの仕方や文化などを学んでいた。
元ボーグであるセブンにとってテクノロジーの塊であるドクターは自分に近い存在と考えているらしく、彼女が一度酒に酔った時(ボーグドローンはアルコール分解の必要がないため、アルコールに極めて弱い)は、ドクターの肩を叩いて「我々は同士だ! 同士なんだ!」とうれしそうに喚くシーンもあった(『VOY』100話「過去を救いに来た男(Timeless)」)。
ドクターはそんな彼女に恋心をいだいたようだが、セブンにとってドクターは尊敬する教師ではあっても恋愛対象ではなかった。
美貌のボーグである彼女にはブリッジ士官のハリー・キム少尉も惹かれたが、最終的に彼女のハートを射止めたのは、彼女をクルーとすることに最後まで反対していたチャコティ副長だった。
【編者補足】
セブン・オブ・ナインは『ヴォイジャー』の中でもそのセクシーさで人気のキャラクターです。いわゆる「人間とそれ以外のものの間で悩むキャラクター」であり、未熟な人間性を成長させていく様子もまた人気の要因となったのかもしれません。
セブン・オブ・ナインを演じた俳優
ジェリ・ライアン(Jeri Ryan) (1968~)
日本語吹き替え:沢海陽子
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