KES
ケス
画像 | 準備中 |
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出身 | オカンパ |
家族 | 不明 |
職業 | ヴォイジャー号医療主任補佐 |
ケス
ケス(Kes)。オカンパ人。U.S.S.ヴォイジャーでは主に医療主任のドクターの補助を行う看護師のような仕事を担当していた。
2371年、管理者によってデルタ宇宙域に飛ばされたヴォイジャー号に恋人ニーリックスと共に乗り込むことになった。
ヴォイジャー乗艦後、ドクターに医学を習いながらクルーと共に地球を目指したが、2374年、自らに起こった異変がきっかけでヴォイジャーを離れている。
【未来に希望を持って】
ケスの種族であるオカンパ人は管理者と呼ばれる異星人によって手厚く保護されていたので、向上心に乏しく、ただ漫然と寿命を全うするだけの種族であった。
彼女はそうした現状を嫌い外の世界へ飛び出して、流浪のタラクシア人・ニーリックスと出会った。その出会いから間もなく、オカンパ近傍に勢力を張るケイゾン族に捕らえられたが、ニーリックスと管理者によってオカンパ星へ飛ばされてきたU.S.S.ヴォイジャーのクルーたちによって救出され、そのままヴォイジャーへ乗り込むことになった(『VOY』1,2話「遥かなる地球へ・前編/後編(Caretaker,Part I/Part II)」)。
ケスは医学を学びたいという理由で医療主任のドクター(緊急用医療ホログラム)のもとで働くことになる。寿命が10年程度のオカンパ人にとってヴォイジャーの航海はあまりに長いものであったが、それでも彼女は向上心を失うことなく献身的に仕事に励んだ。
【ヴォイジャーとの別れ】
2374年、彼女は自身の身に異変が起きていることに気づき始めた。もともとオカンパ人にはテレパシーのような超感覚的能力を持っていたが、その能力が急激に拡大し始めたのである。
当初は同じようなテレパス能力を持つバルカン人のトゥヴォックについて能力のコントロールを学んでいたが、ケスの能力の拡大は予想を大きく上回り、ついにはヴォイジャーの航行にも影響するほどに強力なものになっていった。
ジェインウェイ艦長らはケスの能力の抑制に奮闘するが決定的な解決を見ず、ケスは自ら船を降りることを決意した。しかし、その決断はヴォイジャーを守るために自らを犠牲にするという悲壮なものでなく、自分の新たな可能性を見つけるための前向きな旅立ちであった。
ジェインウェイ艦長や恋人だったニーリックスに見送られ、彼女はヴォイジャーから“巣立って”いった(『VOY』70話「ケスとの別れ(The Gift)」)。
【編者補足】
ケスは、物語前半の70話まで登場したキャラクターで、その愛らしいルックスから人気を集めました。その後、ヴォイジャーにはセクシーな新クルー、セブン・オブ・ナインを迎え、ケスは彼女と入れ替わるような形でヴォイジャーを去っています。
降板後も彼女の人気は高く、それだけにせっかくケスを再登場させたにもかかわらず、彼女を半ば敵のように描いた第143話「帰ってきたケス」はあまり評判がよろしくありません。
ケスを演じた俳優
ジェニファー・リーン(Jennifer Lien) (1974~)
日本語吹き替え:小林優子
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