JOHNATHAN ARCHER
ジョナサン・アーチャー
画像 | |
---|---|
出身 | 地球(アメリカ・サンフランシスコ) |
家族 |
ヘンリー(父)
ポートス(愛犬) |
職業 | 地球連合宇宙艦隊士官 |
最終階級 | 提督 |
受勲
功績等 |
ワープ5達成
ズィンディ侵攻の阻止 連邦設立に多大に寄与 |
主な履歴 | エンタープライズ号船長(2151~2161) |
備考 |
※家族は名前が判明している人物のみ掲載
※最終階級は劇中で確認できるもの |
ジョナサン・アーチャー
ジョナサン・アーチャー(Jonathan Archer)。
2112年、アメリカ、サンフランシスコで生まれる。地球連合宇宙艦隊士官。初のワープ5宇宙船エンタープライズ号船長として有名。
在任中は未知の敵対勢力ズィンディからの攻撃から地球を救うなど大きく貢献した。
ワープの申し子|初のワープ5宇宙船の船長に|ズィンディとの戦いと時間冷戦|惑星連邦成立の立役者|編者補足
【ワープの申し子】
父に高名なワープ技術者ヘンリー・アーチャーを持つジョナサンは、幼いころからワープに関心を持ち、父と、ワープエンジンを発明したゼフラム・コクレーンを敬愛していた。
成長してからは宇宙艦隊によるワープ性能向上計画であるNX計画に関わり、途中実験失敗による事故の影響で計画中止の危機に陥るがアーチャーは独断で実権を決行。結果は成功し、宇宙艦隊はワープ5宇宙船建造への道を開いた。
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【初のワープ5宇宙船の船長に】
NX計画の功績などが認められアーチャーは初のワープ5宇宙船エンタープライズ号の船長に抜擢される。しかし、NX計画時代から独断専行の傾向があったアーチャーの起用に同盟国バルカンは難色を示していた。
結局、アーチャーのもとにはバルカンの士官トゥポルが事実上の監視役として派遣されるが、アーチャーは人類未踏の地へ向けて、愛犬ポートスとともにエンタープライズ号へと意気揚々と乗り込んだ(『ENT』第1,2話「夢への旅立ち・前編/後編(Broken Bow, Part I/Part II)」)。
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【ズィンディとの戦いと時間冷戦】
深宇宙での任務についていたアーチャーだったが、地球が未知の球体兵器の攻撃を受けたことにより緊急帰還命令が下された。その正体はアルファ宇宙域の難航宙域デルフィック領域に住むズィンディという種族が放った探索機だった。
この地球攻撃でタッカー少佐の妹を含む700万人が犠牲になり、艦隊司令部はエンタープライズをデルフィック領域に派遣することを決定する(『ENT』第52話「帰還なき旅(The Expanse)」)。
一方、アーチャーにはもう一つの懸念があった。未来人で時間エージェントと名乗るダニエルスが語る時間冷戦という問題だった。彼が言うにはこのズィンディの攻撃も未来人による時間改変の結果なのだという。
当初は未来人やダニエルスに対して懐疑的だったアーチャーもこの時間冷戦に本格的に巻き込まれていくにつれ事実と認めるようになった。だが、時と場所を選ばずに未来を見せてくるダニエルスには、アーチャーも辟易していた。
対ズィンディ戦はズィンディの穏健派の説得とアーチャーの決死の作戦によって解決し(『ENT』第76話「最終決戦(Zero Hour)」)、時間冷戦も、アーチャーとエンタープライズ号が20世紀の第二次世界大戦の時代まで飛ばされるなどしたが、これもアーチャーらの活躍によって終結した(『ENT』第77,78話「時間冷戦・前編/後編(Storm Front, Part I/Part II)」)
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【惑星連邦成立の立役者】
ズィンディとの戦いから帰還したアーチャー達は再び深宇宙へ向け発進する。しかし、その裏ではまだ見ぬ勢力ロミュラン帝国の陰謀が着々と進められていた。
長年の対立から講和を結ぼうとしていたテラライトとアンドリアに対し、ロミュラン帝国は偽装船を用いて両勢力の宇宙船を攻撃、両勢力は一触即発の状態となった。しかし、それが未知の勢力の陰謀であることが判明すると、アーチャーは地球、バルカン、アンドリア、テラライトが同盟を組みこの未知の脅威に対抗すべきだと訴え、両国の同盟を促した(『ENT』89話「ロミュランの陰謀(United)」)。これが後の惑星連邦設立へのきっかけとなった。
それから約10年後の2161年、惑星連邦憲章調印式にはアーチャーの姿があった(『ETN』98話「最後のフロンティア(These are The Voyage...)」)
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【編者補足】
アーチャー船長は、劇中においてはカーク船長やピカード艦長に並ぶ偉大な船長ですが、現実世界ではこれらの船長に並ぶ魅力的なキャラクターであったかどうか、というと疑問符がつくかもしれません。
カークのような強引さはあるものの、それを許してしまえるようなカリスマ性に乏しく、一方で、ピカードのような寛大さや沈着さもあまり見られず、常にイライラしているような印象を受けます。もちろん、アーチャーの場合は深宇宙飛行が一般的でなかった時代のことで、ただ航行するだけでもかなりの神経を使っていたでしょうし、常に危機が迫っていたのでやることが荒っぽくなるのは仕方ないかもしれません。
とはいえ、その点を考慮しても二大艦長に比べて余裕が少なく、常に必死ですぐに声を荒げるあたり、あまり広い度量というものが感じられず、少々小粒な印象がぬぐえません。実績でいえばカーク以上のものと言っても過言ではないのですが…
アーチャーを演じた俳優
スコット・バクラ(Scott Bakula) (1954~)
【主な出演作品】
- 『タイムマシーンにお願い』
日本語吹き替え:谷口節
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