平和条約
オルガニアにて宇宙暦3199.5締結
第1条
この平和条約は、クリンゴン帝国並びに惑星連邦に課す平和条約である。
双方の政府、銀河空間にある戦闘員が即時に休戦に同意しない限り、双方のあらゆる戦力はすべてその機能を喪失させる。
第2条
今後、両国の国境線に幅750パーセク(※約2500光年:引用者注)の非武装地帯を設け、その領域では交戦してはならない。
第3条
いかなる時も、非武装地帯内で個人、もしくは部隊が戦闘を行おうとした場合、それに用いようとした兵器はその威力を喪失させる。
第4条
将来、クリンゴン帝国と惑星連邦は平和のもとに共に働き、向上のために協調する良き友になるだろう。その時まで、両勢力は中立地帯に所在する惑星・基地などで休養を目的とした平和的な上陸がなされた場合、互いに排除を行ってはならない。
(※『宇宙大作戦』第42話「新種クアドトリティケール(The Trouble with Tribbles)」で類似の内容が言及されている:引用者注)
第5条
両勢力はオルガニアの領土の保全を尊重し、オルガニア星の領土、あるいは事件に対して更なる干渉を行わないものとする。将来、銀河内の関係が平和的に進歩したとき、我々は両勢力に帰属する旨を通達する。
第6条
我々は中立地帯に、両勢力の高度な文明から利益を得られるであろう様々な発展度の文明をもった多くの惑星があることを承知している。我々はそれらの平和的な開発を許諾し、その際、より効率的で有益な開発方法を示した勢力にその惑星の開発権を与えるものとする。
(※『宇宙大作戦』第42話「新種クアドトリティケール(The Trouble with Tribbles)」で言及されている:引用者注)
署名:
エイルボーン
クレイメア
トレファイン
(※オルガニア人の代表者3名の名前:引用者注)
-----参考文献-----
Franz Joseph.Star Trek Starfleet Technical Manual: Training Command Starfleet AcademyDel Rey , 2006.