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IDIC
IDICの象徴

バルカン人

ルカン人は惑星連邦に所属する種族。

 エリダヌス座40番星系に属するバルカン星に住むヒューマノイド。論理的思考を重んずる種族で、彼らは感情を抑える修練を積んでおり、常に沈着冷静で、明晰な頭脳を持っていた。宇宙艦隊においては科学士官としてその特性を生かすことが多く、もっとも著名なバルカン人の一人であるスポックも、科学士官として活躍していた。

 惑星連邦において人類と並ぶ中心的な種族である。

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歴史

ルカン人は元は凶暴な種族で、激しい内戦を繰り返していたが伝説的哲学者スラクが論理を以って暴力的な感情を制御するように説き、内戦を終結させた。これは2000年以上前のことである。
 以来、バルカン人は感情を捨て、現代に見られるような論理的思考を重んずる無感情な種族となった。
 このスラクの教えは「Infinite Divercity in Infinite Combinations.(直訳:無限の組み合わせにおける無限の多様性)」と表され、その頭文字を組み合わせた「IDIC(イディック)」はバルカンの象徴としてバルカン人が着用するメダルの名前にもなっている。
 また、内乱終結とほぼ同時期の西暦320年頃にワープ技術を開発している。

 ちなみに、バルカン星の勢力の公式な名前は「バルカン同盟(Confederacy of Vulcan)」もしくは「スラク同盟(Confederacy of Surak)(*1)」であるとされる。

地球との関わり

球人類との接触は2063年、ゼフラム・コクレーンのワープ実験をバルカンの科学調査船トゥプラナ・ハスが感知し人類との接触をはかったのが最初である。以降、地球は連合政府を成立させ、事実上バルカンの保護国となった。

 惑星連邦成立まで、バルカンは地球に対しあくまバルカンの保護下にあることを求め、科学技術の提供に制限を加えるなどの措置を取っていたが、地球連合がワープ5を達成すると地球は独自に宇宙開拓の道に乗り出すことを模索しだし、結局バルカンは渋々地球主導の宇宙探索を認めた。これが2151年から始まるアーチャー大佐の人類初の探検航海である。
 また、この頃のバルカンはバルカン最高司令部のヴラス最高司令官が政権を握っていたが、地球に対する過干渉も彼の方針であった。しかし、2154年、ヴラスは国境紛争を繰り返していたアンドリアへの侵攻を目論み、様々な陰謀を巡らせたが結局失敗に終わり、さらに反政府勢力とアーチャー大佐により正統性を失ったヴラス政権は崩壊。バルカンの地球に対する過干渉は改められ、後の連邦成立にも少なからず影響を与えた。

 2161年、地球連合、アンドリア等の周辺諸国と同盟し、惑星連邦を成立させた。

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バルカン星

バルカン星のイメージ

リダヌス座40番星系の2番惑星でMクラス惑星。地球より重力が大きく、高温で乾燥している。そのため全体的に赤茶けた惑星で砂漠と岩山が目立つ星である。衛星は存在しないが3番惑星(T'Khut)はバルカンの連星で衛星を持つため、バルカンの地上からは月が二つあるように見える場合もある(スター・トレック THE MOTION PICTURE(オリジナル版)』)(*2)。
 都市部は平地では円形の都市を形成しており(宇宙大作戦』第34話「バルカン星人の秘密(Amok Time)」)、山岳部ではオーバーハングした岩山に逆さのビルが建てられる(スター・トレック(2009))など、地球の一般的な都市に比べるとかなり特徴的である。

 なお「バルカン」は「暑い」というイメージが連邦内に知れ渡ってるらしく、「バルカンくらい暑い」というように暑さを表す一つの基準になっている(『宇宙大作戦』第34話「バルカン星人の秘密(Amok Time)」)。

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バルカン人

バルカン人

一般的なバルカン人
スポック

《身体的特徴》

 外見上最大の特徴は尖った耳であり、その他には人類のそれに比べて若干つりあがりの激しい眉などがある。人類と異なり、血液の成分が鉄ではなく銅であるため、血液は緑色である。また、文化的なことではあるが独特の切り揃えた髪型も特徴といえる。
 上述の通り母星のバルカン星は地球に比して苛酷な環境であり、その環境に適応するためバルカン人の身体能力は非常に強靭なもの(筋力などは地球人の三倍とされる)になっている。非常に長寿の種族であり200年以上の寿命を誇る。
 なお、バルカン人にとって地球人の環境に合わせられた連邦宇宙艦内は寒いらしく、スポックの発言を見る限り普段は我慢しているようである(『宇宙大作戦』第40話「死の宇宙病(The Deadly Years)」)

《特殊能力》

 テレパシーに近い能力を持っており、精神融合と呼ばれる能力がある。これは説明しがたい事態を相手に直接伝えるのに使ったり(相手がテレパシー能力を持っていなくても有効)、逆に言語によるコミュニケーションが取れない場合や、非合法ではあるが尋問をする際に相手の思考を読み取るために使ったりする。
 また、バルカン星の強い日差しに対応するために目を保護する機能を持っており、普通の種族ならば失明するほど強力な光の刺激を受けても耐えることができる。ただし、これはバルカン人自身にとっても忘れられがちな身体機能であり、任務中にスポックが恒星に異常接近した際に本人も気づかないうちに発揮された能力である(宇宙大作戦』第28話「デネバ星の怪奇生物(Operation - Annihilate!)」)。

 その他、独特の格闘法として、肩の付近を掴んで失神させるバルカン・ネック(バルカン・アタック、バルカン・ピンチ、バルカン神経つかみ、とも)や、相手の首をへし折るタル・シャヤなどがある。

《文化》

 前述の髪型の他、バルカン・サリュートと呼ばれる独特の挨拶がある。これは人差し指と中指、薬指と小指をくっつけた状態で掌を大きく開き相手に見せ「長寿と繁栄を」と述べる。人類にとってはやりなれない手の形であり、バルカン人とファースト・コンタクトを果たしたゼフラム・コクレーン(ワープエンジンの開発者)はとっさにこの挨拶が出来ずに握手で返した。

 また、「ポン・ファー」という発情期にあたる時期があるが、普段は感情をおさえているためか、その激しい欲求ゆえ、生殖行為を行うか「カリフィー」と呼ばれる決闘で相手を殺すかして欲求を発散しなければそのストレスで死亡する危険性がある。その他に老年に達すると「ベンダイ症候群」と呼ばれる種族特有の精神疾患があり、これを発症すると感情の抑制が効かなくなる。

《教育》

 典型的なつめこみ教育である。バルカンの子供は半球型のモニター設備の中に身を置き、次々と出題される問題に次々答えていくという形で知識を身につけていく(スター・トレック(2009))。
 長じてからは感情を捨て去る修練コリナーを行うが、その達成は難しくスポックも達成直前まで到達しながら、宇宙の彼方から迫る超論理的な存在に対する好奇心をバルカンのマスター達に見抜かれ、コリナー達成の認可を一度見送られたことがある(スター・トレック THE MOTION PICTURE)。

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ロミュランとの関係

邦と敵対するベータ宇宙域の大勢力・ロミュラン星間帝国のロミュラン人とは同族である。ロミュラン人はスラクの教えに従わずバルカン星を脱出したバルカン人の後の姿である。
 バルカン人とロミュラン人は同族であるものの互いに不信感と嫌悪感を抱いており、その関係は良好とはいえない。しかし、24世紀には連邦大使スポックがロミュランに亡命し地下勢力と結びついて、バルカンとロミュランの民族再統合を目指すなど、その関係に変化の兆しが見られた。

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もう一つの歴史

387年、ロミュラン母星ロミュラスが超新星爆発により消滅し、多くのロミュラン人の命が失われた。これにより家族を失ったロミュランの鉱夫だったネロは、ロミュランを救うと言いながら救えなかったスポックを逆恨みして彼を襲った。
 しかし、ネロの巨大採掘船ナラーダ号とスポックの高速船はスポックが超新星爆発の衝撃はを吸収するために生み出した人工ブラックホールに飲み込まれ、ネロは2233年、スポックは2258年にタイムスリップした。

 2258年、ネロはスポックへの復讐としてスポックが所持していた人工ブラックホール発生物質「赤色物質」を奪い、バルカン星を攻撃。惑星の中心核に赤色物質を打ち込んでバルカン星を消滅させた。
 この攻撃によりバルカン人の人口は一気に1万人に減少、バルカン人は滅亡の危機に瀕した。(スター・トレック(2009)

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【脚注】

*1:『STAR CHARTS』より

*2:バルカンが連星であるという設定は『STAR CHART』で確認できる。『STAR CHART』より以前のオリジナルのTMPでも大小2つの月(おそらく第3惑星とその衛星だろう)が描かれているのが分かる。ただし、TMPディレクターズエディションでは「バルカンに衛星はない」という設定に基づいてかオリジナルのバルカン星上空に出ていた2つの月は消されている。
 また、2009年版に登場したデルタベガ星はバルカン星にかなり接近した場所にあることが分かるが、コミック『STAR TREK:NERO』(2009年版劇場版に登場したネロの前日談)によれば連星というわけではないらしい。


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