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トップページDATACHARACTERS>カーン・ノニエン・シン
画像 カーン・ノニエン・シン
出身 地球(北インド?)
家族 マーラ・マクガイヴァーズ?(妻?)
職業 独裁者
最終階級 国家元首
受勲
功績等
世界の四分の一を支配下に置く
主な履歴 独裁者(1992~1996)
※家族は名前が判明している人物のみ掲載
※最終階級は劇中で確認できるもの
※主な履歴は「TOS」のもの

カーン・ノニエン・シン

【関連項目】ジョン・ハリソン

【略歴】

 カーン・ノニエン・シン(Khan Noonien Singh)。??(20世紀)~2285(途中、300年間の冷凍睡眠期間あり)。
 カーンは20世紀半ば過ぎ、遺伝子操作を施された優生人類として誕生した。20世紀末に後に「優生戦争」と呼ばれる戦争を引き起こしたが敗北。カーンは冷凍睡眠を施し宇宙船「ボタニー・ベイ」で地球を脱出した。その事実は平和へ向かいつつあった当時の世情の混乱を防ぐために記録されなかった。

 それから約300年後の2266年、エンタープライズ号に発見された。かつて世界を震撼させた独裁者としてジェームズ・T・カーク船長から警戒されたが、逆にエンタープライズ号の乗っ取りを謀った。しかしこの目論見は失敗。カーンは捕らえられカークによって無人惑星セティ・アルファVへ追放された。

 セティ・アルファVでの新しい生活を開始したカーン等優生人類たちだったが、入植からわずか半年で天体規模の災害に見舞われたV号星は軌道変化などで不毛の惑星になり、カーンは多くの部下を失った。2285年、ジェネシス計画の事前調査に訪れたU.S.S.リライアントを強奪してカークのエンタープライズ号に挑戦したが再び敗れ、復讐はかなわないまま闘争に明け暮れた人生の幕を閉じた。

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【優生人類の帝王】

 カーンは優生人類として生まれたが、その能力は他の超人たちの中においても優れていたようで、彼らのリーダーになった。
 身体能力については筋力が普通人類の五倍。新陳代謝も常人の倍以上あり、救出後、治療に当たっていたドクター・マッコイもその高い身体能力に驚嘆した。

 頭脳も優れたものを持っており、エンタープライズ号の図面を一度見ただけでその仕組みをほぼ完全に理解していた。その他、リライアント号を奪い取ったときも、おそらく艦の構造を知る際にコンピューターから得た知識なのであろう、見たここも聞いたこともないはずの異星人のクリンゴンのことわざ「復讐は冷酷を以って善しとす」という言葉を引用してカークを挑発している。

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【大帝国の建設と地球追放まで】

 1992年、カーンは人類統一を目標に掲げ全世界に戦いを挑んだ。彼に率いられた優生人類の軍団は瞬く間にアジアから中東に渡る地域を支配下に収め、優生人類の王者カーンは全人類の敵となった。しかし虐殺は行わず、また、広大な領土を持つ帝国を築きながら自ら仕掛けた戦争はなかった。

 カーンは一時世界の3分の1以上を手中に収めていたが、1996年に人類に敗れ彼の帝国は崩壊した。カーンは数十人の部下とともに冷凍睡眠を施してDY-100級原子力宇宙船「ボタニー・ベイ」に乗って地球を脱出した。これにより優生人類の脅威は地球上から去ったものの、同時に人類にとって災厄の種を宇宙に放つことにもなった。

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【2266年の復活】

※以下では『宇宙大作戦』第24話「宇宙の帝王(原題:Space Seed)」のネタバレ要素を含んでいます。閲覧の際はご注意ください

 2266年、ジェームズ・T・カーク大佐指揮下のエンタープライズ号に発見され救助された。最初、カークたちは彼の正体に気づいておらず、その正体を察知したのは歴史学者だったマーラ・マクガイヴァーズ少尉だけだった。
 しかし、記録にない「ボタニー・ベイ」号や、彼自身が持つ独特の雰囲気などでカークたちも彼が20世紀の独裁者であるカーン・ノニエン・シンであることに気づく。カークは彼を警戒し軟禁するが、優れた能力を持つ彼は難なく脱出、彼に惹かれていたマーラを利用してエンタープライズ号を乗っ取った。抵抗を続けるカークを圧倒的な力で退けたカーンであったが、カーンの非情な行いにマーラは彼を裏切り、また、傲慢さから生まれた油断からカークの逆襲を受けカーンは敗れた。

 カークはカーンを連邦の監獄に送ることもできたが、セティ・アルファV号星の追放処分にとどめた。カーンは艦隊を事実上追放されたマーラとともにカークの提案を受け入れ、セティ・アルファV号星への入植を決意した。このときカーンは「わしは星を手に入れることが望みだった」と言ってのけ、クルーから「まるで自分が勝ったかのようだ」と半ばあきれられていた。また、カークはカーンにミルトンの『失楽園』を引き合いに出して、彼に罪の自覚と多難な前途に果敢に対決することを願った(宇宙大作戦』第24話「宇宙の帝王(Space Seed)」)。

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【復讐鬼へ】

カーンの逆襲
2285年のカーン

※以下では『スター・トレックII カーンの逆襲』のネタバレ要素を含んでいます。閲覧の際はご注意ください

 追放後しばらくはセティ・アルファV号星を開拓していたようだが、それからわずか半年後にセティ・アルファVI号星が爆発、その余波を受けてV号星は不毛の惑星となった。厳しい生活を強いられたカーンだが、さらに悪いことに、妻(おそらく、マーラ・マクガイヴァーズであろう)や多くの部下を寄生生物によって失ってしまった。このことがカーンの心を大きく傷つけ、彼はカークへの復讐心を募らせていった。
 復讐の機会は追放から約20年を経た2285年に訪れた。セティ・アルファVI号星と勘違いして上陸してきたU.S.S.リライアント号の艦長テレル大佐と、かつてエンタープライズ号のクルーだったチェコフ中佐を捕らえ、彼らを寄生生物によって操ることでリライアント号を強奪することに成功したのである。

 カーンは画期的なテラフォーミング装置「ジェネシス」を奪うことでカークをおびき寄せることを目論み、これが図にあたってカークはカーンが待ち受ける科学実験宇宙ステーション“レギュラ1”へ急行した。同じ連邦宇宙船ということで油断していたカークの不意を突きエンタープライズ号に損害を与えることに成功した。しかし、カークも只者ではなくすかさず反撃、初戦は痛みわけの結果に終わった。その後もカーンはカークを執拗に追い回し、洗脳したテレルやチェコフを使い暗殺しようとするも失敗。再びムタラ星雲で戦闘を開始した。

 宇宙艦の指揮は初めてであるにもかかわらずカーンは善戦し、カーク提督を大いに苦しめた。しかし、彼の優れた能力を以ってしても、カークの経験に及ぶことはかなわず、不慣れな三次元戦闘に持ち込まれ、致命的なダメージを受ける。カーンは自らの最期を自覚し、ジェネシス装置を起動することによって起こる強力なエネルギー波を使ってエンタープライズもろとも自爆することを謀るが、エンタープライズは起爆直前にワープで離脱。カーンの復讐は失敗に終わった。(スター・トレックIIカーンの逆襲)

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【編者補足】

 カーン・ノニエン・シンはTOSの1エピソードである「宇宙の帝王」の一話のみに登場したキャラクターですが、ドアは素手でこじ開けるは、フェイザーは飴細工のようにグニャリとひん曲げるはという暴れっぷりでファンに強烈なインパクトを与えました。スター・トレックにはスター・ウォーズのダース・ベイダーや皇帝のような個性的な悪役というキャラはあまりいないのですが、カーンはその数少ない強烈な悪役キャラでした。映画第二作『カーンの逆襲』での彼の再登場はファンには納得の人選だったかもしれません。

カーンを演じた俳優

リカルド・モンタルバン(Ricard Montalban) (1920~2009)

【主な出演作品】

  • 『闘牛の女王』(1947)
  • 『サヨナラ』(1957)
  • 『新・猿の惑星』(1971)
  • 『猿の惑星・征服』(1972)
  • 『刑事コロンボ』第35話「闘牛士の栄光」(1976)ルイス・モントーヤ役
  • 『裸の銃を持つ男』(1988)
  • 『スパイ・キッズ2』(2002)

日本語吹き替え:森山周一郎(TV)、大木民夫(カーンの逆襲)

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