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ゴルコン
ゴルコン総裁

ゴルコン

【略歴】

 ゴルコン(Gorkon)。2293年当時のクリンゴン帝国最高評議会総裁。資源衛星プラクシスの爆発事故をうけ、帝国復興に国力を注力させるため惑星連邦との和平を模索したが、和平交渉へ向かう途上で暗殺された。

ゴルコン温厚なクリンゴン総裁惑星連邦宇宙艦の艦名にアゼドバー父の後を継ぎキトマー条約締結を成功させる編者補足


【温厚なクリンゴン総裁】

 彼はクリンゴン総裁としては傑物と言える人物ではなかったかもしれない。それは彼には勇猛を旨とするクリンゴン人にしては異常と言ってもいいほど温厚と思われる部分が多々あったからだ。
 例えば、ジェームズ・T・カーク大佐達との会食において、互いに不信感がぬぐえない両者は些細な意見の対立などから口論寸前の状況に至っていたが、ゴルコンは終始部下のチャン将軍らのなだめ役に回り自身は暴言・失言の類を一切しなかった点(カークですらチャンの「空気が必要だ」という言葉に対し「ヒトラーの言葉だ」という問題発言をしていた)などからも彼がクリンゴン人としてはかなり穏やかな人物であったことを表していると言えるだろう。
 また、彼は教養も豊かであり、地球の文学であるシェイクスピアの『ハムレット』から引用して、クリンゴンと連邦の和平がもたらす未来を「未知の世界(The Undiscovered Country)」と表現した。

 ゴルコンの温厚な性格は長年の宿敵である惑星連邦との和平への道を模索する上で得難い性質であったが同時に、裏切り者に付け入られるスキになった。結局彼は身近にいた反動勢力の存在を見抜くことができず、あえなく暗殺者の凶弾に倒れることとなった(スター・トレックVI 未知の世界)。

ゴルコン温厚なクリンゴン総裁惑星連邦宇宙艦の艦名にアゼドバー父の後を継ぎキトマー条約締結を成功させる編者補足


【惑星連邦宇宙艦の艦名に】

 ゴルコンはクリンゴン帝国と惑星連邦の和平という歴史的な出来事のきっかけを作った人物として惑星連邦にも広く知られており、その名前はエクセルシオール級宇宙艦U.S.S.ゴルコン NCC-40512にも刻まれた。
 連邦宇宙艦に連邦に属したことのない国家の人物の名前が命名されるのは異例のことである。

ゴルコン温厚なクリンゴン総裁惑星連邦宇宙艦の艦名にアゼドバー父の後を継ぎキトマー条約締結を成功させる編者補足


アゼドバー
アゼドバー総裁

アゼドバー

【略歴】

 アゼドバー(Azetbur)。ゴルコンの娘。2293年、暗殺に倒れた父の後を襲いクリンゴン帝国最高評議会総裁となった。前総裁の急死という事態を受けての緊急的な措置ではあったが、彼女は帝国史上初、また現在唯一の女性総裁となった。

ゴルコン温厚なクリンゴン総裁惑星連邦宇宙艦の艦名にアゼドバー父の後を継ぎキトマー条約締結を成功させる編者補足


【父の後を継ぎキトマー条約締結を成功させる】

 女性総裁はクリンゴン帝国の歴史上でも例のないことだが、権力移譲は比較的スムーズに行ったようで目立った混乱は見られなかった。もっとも、女性総裁の方が何かと操りやすいという和平反対派の思惑があった可能性も否定出来ない。
 彼女は基本的に父・ゴルコンが推し進めていた和平条約締結を目指していたが、一方で父を暗殺した(と、当初は思われていた)カーク大佐に対してその復讐を果たさんとして「そこに送られるなら死んだ方がマシ」とすらいわれる極寒の流刑惑星ルラペンテへカーク大佐と共犯者(と思われていた)レナード・マッコイ中佐追放するなどした。
 その他、彼女は惑星連邦大統領のゴルコンへの哀悼の意を冷たくあしらったりするなど、和平条約締結への努力はあくまで父の遺志の完遂のためであり、彼女個人は連邦に対してあまり信頼感を抱いていなかったようだ。

 父が暗殺されたことをうけ、アゼドバーは当初クリンゴン側が地球まで出向き交渉を行う予定であったものを変更して中立地帯で和平交渉を行うことを希望した。連邦士官が前クリンゴン総裁を暗殺したという負い目がある連邦側はこれを受け入れ、和平交渉の場は中立地帯のキャンプ・キトマーで行われることが決定した。

 キトマーにおいても和平反対派が暗躍したが、ルラペンテを脱出したカーク大佐らの活躍で陰謀は一掃された。その過程で和平交渉会場は一時大混乱に陥ったが、アゼドバーはすぐに事態をのみ込み一連の事件の真相を悟った。紆余曲折を経ながらも、アゼドバーはクリンゴン・惑星連邦の歴史的和平条約キトマー条約の締結を実現した。

ゴルコン温厚なクリンゴン総裁惑星連邦宇宙艦の艦名にアゼドバー父の後を継ぎキトマー条約締結を成功させる編者補足


【編者補足】

 ゴルコン/アゼドバー父娘はスター・トレックVI 未知の世界に登場したキャラクターです。父ゴルコンは和平交渉を推し進めるハト派ということで、クリンゴン人としてはややおとなしめに描かれています。物語序盤で暗殺されてしまうため出番自体は少ないですが、寛大で温厚なクリンゴン人ということでかえってインパクトがあるかもしれません。

 アゼドバーはクリンゴン史上初めての総裁となった人物ですが、この約80年後の話である新スター・トレックでクリンゴンの権勢家でアクの強いデュラス姉妹が「クリンゴンの女で総裁になった者はいない」という主旨の話をしていました。はて?…と意地悪なことを言うのは止めておきましょう。デュラス姉妹が登場した第100・101話「クリンゴン帝国の危機」は91年の9月放送、「未知の世界」は同年の12月とほぼ同時期の制作なので仕方ないのかもしれません(ただ、制作時期が接近していることは明らかなのでこの矛盾を回避できないことはなかったように思われる)。

 ちなみにこの矛盾に関してリマスター版「未知の世界」の音声解説では「アゼドバーがどうしようもない暗君で歴史から抹消されたんじゃないか」と冗談交じりに語られていますが、あの大混乱の中、すぐに事件の真相を悟った聡明な彼女が暗君になったとはあまり考えたくないので、筆者は「全ての功績を父のものとして条約締結後早々に引退した」と考えています。彼女のその後がどうなったかは正史では語られていないのでこの辺りは観る人の想像次第ですね。

ゴルコンを演じた俳優

デビッド・ワーナー(David Warner) (1941~)

【主な出演作品】

  • 『モーガン』(1966)
  • 『炎の砦マサダ』
  • 『スター・トレックV 新たなる未知へ』(1989)セント・ジョン・タルボット役

アゼドバーを演じた俳優

ロザンナ・デソト(Rosanna DeSoto) (1950~)

ゴルコン温厚なクリンゴン総裁惑星連邦宇宙艦の艦名にアゼドバー父の後を継ぎキトマー条約締結を成功させる編者補足


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