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ドミニオン戦争

―第一次チントカ星系の戦いに到るまで―

チントカ星系の戦い
【チントカ星系の位置】

 ドミニオン惑星連邦との対立は、互いに勢力圏が離れていることもあってファーストコンタクト以来、大きな衝突には至らなかった。
  しかし、2373年末、ドミニオンと同盟したカーデシア連合が連邦の要衝であるディープ・スペース9基地を占領したことでドミニオン軍は連邦領域侵攻の橋頭堡を確保した(DS9』第124話「DS9撤退の日(TCall to Arms)」)。
 アルファ宇宙域とガンマ宇宙域を結ぶワームホールを抱えた最重要拠点の失陥に危機感を覚えた連邦は同盟国のクリンゴン帝国と協力し、2374年3月頃にDS9基地を奪還したが、ドミニオンの侵攻速度は思いのほか早く、ベタゾイドをはじめとする連邦加盟国をいくつか占領されてしまった。

 ドミニオンの猛攻に劣勢に立たされた連邦だがベンジャミン・シスコ大佐らの画策により敵対国であるロミュラン帝国との連合に成功した。
 これにより戦力バランスが大きく崩れると思われたが、カーデシア連合はこれに対抗する手段として防衛上のアキレス腱であるチントカ星系に無人攻撃ステーションを配備。攻撃ステーションの完成は戦線の膠着を招くと考えた連邦・クリンゴン・ロミュランの連合軍は防御が手薄なうちにチントカ星系に侵攻することを決意した。これが2374年12月に起こった第一次チントカ星系の戦いである(DS9』第150話「決意の代償(Tears of the Prophets)」)。

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第一次チントカ星系の戦い

開戦~ジェムハダーの抵抗

第一次チントカ星系の戦い
第一次チントカ星系の戦い―戦術用地図

 チントカ星系における防衛戦力はドミニオンの戦闘種族ジェムハダーの小艦隊のみであった。圧倒的多数でチントカ星系に殺到した連合軍ではあったが、死を恐れないジェムハダーはクリンゴン艦隊に突進し、捨て身の体当たり攻撃によって15隻もの艦艇を無力化した。

 しかしながら、ジェムハダーの捨て身の攻撃も数の差を埋めることはできず、程なく全滅。連合軍は無人攻撃ステーションの攻撃を開始した。当初は、攻撃ステーションは稼動状態にないものと考えられ、実際、ステーションは機能しておらず、連合軍は容易にステーションを破壊していった。

カーデシアの罠~逆転へ

 しかし、連合軍が惑星軌道に殺到すると突如としてステーションが稼動し、連合軍はステーションからの猛攻にさらされた。未完成と思われたステーションは実はすでに稼動可能であり、連合軍はまんまとおびき寄せられたのである。ステーションは攻防において非常に強力で、連合軍の反撃もまったく問題としなかった。

 進退窮まった連合軍であるがベンジャミン・シスコ大佐の進言で攻撃続行が命令された。結果としてこの判断は功を奏した。ステーションの強力な攻撃を逆用して、ステーションのエネルギー源を破壊する作戦が発案され、見事にステーションを無力化したのである。これによって惑星は無防備となり、星系内の主要な防衛施設は占領され、チントカ星系は連合軍の占領下に入った(DS9』第150話「決意の代償(Tears of the Prophets)」)。

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第二次チントカ星系の戦い

ブリーンの参戦~地球攻撃

 ドミニオンはアルファ宇宙域に勢力を張り、惑星連邦と友好関係がないブリーンとの同盟を決定した。
 同じアルファ宇宙域の勢力ながら、惑星連邦にはブリーンに関する情報は殆ど無かったが、彼らの戦意と戦力は誰の目にも明らかな形で示された。すなわちブリーンによるサンフランシスコの艦隊本部への攻撃である。

連邦側連合軍大敗

 再びドミニオン側に奪還されたチントカ星系の再占領のため出撃した連合軍であったが、艦隊本部の攻撃などもあり連邦宇宙艦隊の士気に多少の影響があったようである。
 さらにドミニオンの連合艦隊には新たにブリーン艦隊も参加しており、その秘密兵器・エネルギー抑制兵器の存在が連合軍の劣勢を決定づけた。

 エネルギー抑制兵器は連合軍の艦艇を次々無力化し、この攻撃で連邦最強の戦闘艦ディファイアント号も撃沈した。連合軍艦隊はエネルギー抑制兵器の影響を受けなかったクリンゴン艦、キ・タングを除きほぼ壊滅した。

カーデシアの離反

 ブリーンの加勢により再び惑星連邦に対し優位にたったと思われたドミニオンであったが、ブリーンの大活躍はカーデシア連合の離反を招いた。
 カーデシア軍の司令官であったダマールは強力なブリーンがドミニオン勢力の中で権限を持ち、相対的にカーデシアの影響力が下がることや、度重なる戦いでカーデシアの軍も国家も消耗を強いられていることに不満感を募らせていた。
 結果として彼はドミニオンと袂を分かつ事を決意し、反乱軍として潜伏することになる。これにより連合軍の動向だけでなく反乱軍に対する対処を求められることとなったドミニオンは第二次チントカ星系の戦い完勝したにも拘らず、この戦い以降防戦一方に回ることとなった(DS9』第170話「変節の時(The Changing Face of Evil)」)。

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カーデシア防衛戦

ドミニオン、戦線縮小

 強力なブリーンを味方につけたドミニオンとしてはカーデシア軍の戦力に頼るべき点はあまり無かったが、ガンマ宇宙域からの唯一の侵攻ルートであるベイジョー・ワームホールを抱えるカーデシア領域はアルファ宇宙域侵攻の橋頭堡としては得難いものであり、その死守は戦略上、当然の命題となっていた。
 しかし、ダマールの反乱がきっかけとなりカーデシア国民にはドミニオンに対する不満や動揺が高まっていた。カーデシア掌握すら困難なものになっていたドミニオンは、兵力を再編し戦線を縮小して強靭な防衛網を張ることによって戦力の再編とカーデシアの安定回復をはかることを目論んだ。

連合軍追撃

ベンジャミン・シスコ
勝利に大きく貢献した
B・シスコ大佐

 第二次チントカ星系に大敗した連合軍であったが、ダマールの反乱によりドミニオン軍の結束にほころびが出ていると指摘したベンジャミン・シスコ大佐は、ドミニオンが戦力を再編成する前にカーデシア侵攻を行うべきであると主張した。
 当初、ロミュラン軍は消耗を理由にシスコ大佐の意見に同調しなかったがクリンゴンの新総裁であるマートク将軍は賛成し、カーデシア本土侵攻が決まった。

ドミニオン降伏

 連合軍のカーデシア侵攻とほぼ同時にカーデシアの母星、カーデシア・プライムでダマールの反乱軍が蜂起、中央司令部を襲撃した。この戦いの中ダマールは戦死したが、ダマールと行動を共にしていたキラ・ネリス中佐オドーがドミニオンの最高指導者である可変種=《創設者》との接触に成功した。

 創設者は連邦の秘密組織セクション31が仕掛けた伝染病により死にかかっていたが、同じ可変種であるオドーと融合することによって病気は治癒した。このオドーの行動は再びドミニオンの攻勢を呼ぶことにもなり得たが、創設者は継戦を断念し、全軍に戦闘中止命令を出した。
 これによりドミニオン戦争はドミニオンの全面降伏という形で終結した(DS9』第176話「終わりなきはじまり(What You Leave Behind, Part II)」) 。

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【編者補足】

 第一次チントカ星系の戦いから終戦までは第6シーズンから第7シーズンにかけて飛び飛びに展開されるので長ーい上に分かりづらいです。また、第一次チントカ星系の戦いでは負けたはずのドミニオンがこの戦いのあと逆に活発に攻勢を仕掛けたり、第二次チントカ星系で勝ったはずのドミニオン勢力が苦境に立たされるなど、戦いの結果とその後の展開が通常とは逆なので、そこをややこしく感じる人もいるかもしれません。

 二度のチントカ星系の戦いの規模としては数百隻の船がぶつかり合う非常に大きなものですが、映像では意外に短いものになっており、特に第二次チントカ星系の戦いが描かれたエピソード「変節の時」は一話の中で、サンフランシスコ奇襲→第二次チントカ星系の戦い→ダマール反乱までが詰め込まれた非常に忙しい物語になっています。

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