lcarsS.F.A.P.S.宇宙艦隊予備校
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画像 データ少佐
出身 オミクロン・セータ
家族 ヌニアン・スン(開発者)
ジュリアナ・スン(スン博士の妻)
ローア(プロトタイプ)
B4(プロトタイプ)
ラル(娘?)
スポット(愛猫)
職業 惑星連邦宇宙艦隊士官
最終階級 少佐
受勲
功績等
セブンイヤー・ミッション
クリンゴン内戦における包囲網で功績を上げた
主な履歴 エンタープライズ号作戦士官
※家族は名前が判明している人物のみ掲載
※最終階級は劇中で確認できるもの

データ

【略歴】

 データ(Data)。2335~2379。アンドロイドである。
 2335年、陽電子頭脳研究の権威であるヌニアン・スン(Noonien Soong)博士によって制作された。彼はスン・タイプ・アンドロイドの三体目にあたる個体で、プロトタイプにはローア(Lore)、B4がいる。

 2338年、スン博士の研究所があるオミクロン・セータ・コロニーが未知の宇宙生命体に襲われ一旦機能停止するものの、宇宙船トリポリのクルーに発見され再起動された(新スター・トレック』第14話「アンドロイドの裏切り(Datalore)」)。
 その後、人造生命体ながら連邦市民として市民権を得た彼は艦隊アカデミーへ進学し、卒業後はU.S.S.トリエステ等に勤務。2364年には少佐としてジャン=リュック・ピカード艦長指揮下のエンタープライズ号オペレーション士官に就任。ピカード艦長、ライカー副長に次ぐ高位のブリッジ士官であり、第三番目の指揮権を有していた。

 エンタープライズ号の7年間の探検飛行後、エンタープライズDはネクサスを巡る事件(スター・トレック:ジェネレーションズ)で破壊されたが、データはその後継艦となったエンタープライズEにも勤務。その後も活躍したが、ロミュラン政変を巡る闘争において、最強戦艦シミターの猛攻により危機に陥ったピカード艦長を救うべく単身敵艦に乗り込み、ピカードを救出したうえで敵艦のメイン兵器を破壊。この際の大爆発に巻き込まれ完全に破壊された(ネメシス/S.T.X.)。

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【人間を目指して】

 データは経年に伴い体型の変化やしわが増えるなど老化までをも再現する機能が組み込まれていることからも分かるように、開発者のスン博士はロボットの延長としてのアンドロイドではなく、人間の再現としてのアンドロイドの創造を目指していた。
 データ自身もより人間に近づくための努力を続けていたが、どうしても感情面だけはカバーしきれなかった。スン博士がデータに感情機能を持たせなかったのは、データのプロトタイプであるローアが感情を持ったがゆえに邪悪な心を持ってしまったためであり、その制御が完全になるまでは感情チップを封印していたからであった。

 2364年頃、ようやくデータ用の感情チップが完成し、スン博士は(かなり強引に)データを呼び寄せ、チップを組み込もうとした。しかし、直後にローアがチップを強奪、スン博士も死亡したため一旦はデータの感情を持つという可能性は失われたかに思えた(新スター・トレック』第77話「永遠の絆(Brothers)」)。
 しかしながら感情チップは紆余曲折を経てデータの手元へ届き、ようやくデータは人間に近づく大きな一歩を手に入れた。

 2371年、ローアが感情を持つことで邪悪に目覚めてしまったことなどで、データは感情チップの導入にためらいを感じていたが、同僚のウォーフの少佐昇進祝いの席で、ユーモアが理解できないゆえに大きな失敗をし、ついに感情チップの導入を決意した。最初感情が与える刺激は新鮮でデータも楽しんでいたが、恒星爆破犯のソラン博士に、同僚で親友のラ=フォージ少佐が拉致された際は恐怖心で体が動かず、さらにはそのために良心の呵責にさいなまれるなど感情に振り回された(感情チップが回路に焼き付いてしまったため取り外しもできなくなっていた)が、様々な感情を経験し、ある程度制御が可能になった(スター・トレック:ジェネレーションズ)。
 なお、2373年頃には感情チップに多少の改良が加えられオン・オフの切り替えが可能になっている(スター・トレック:ファーストコンタクト)。さらに2375年頃には取り外しが可能になり、惑星バクーに赴任していた際は感情チップは取り外されていた(スター・トレック:叛乱)。

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【データの家族】

ヌニアン・スン

 データら、“スン・タイプ”アンドロイドの生みの親。2330年代後半に居住していたオミクロン・セータ・コロニーが水晶体様宇宙生物(宇宙水晶体)に襲撃された時に死亡したと思われていた。データのあとにさらにもう一体、アンドロイドを創造したの後はデータに完成した感情チップを埋め込むことを考えていたようだ。
 はたしてデータを自身が隠遁していた惑星に呼び出し感情チップを埋め込もうとしたが直前にローアがデータと入れ替わりチップを強奪してしまう。驚いた博士だったが時すでに遅く感情チップを埋め込まれたローアは博士を振り切り逃走、その際に博士は重傷を負い、それが致命傷となってデータに看取られて死亡した(新スター・トレック』第77話「永遠の絆(Brothers)」)。
 なお、データ、ローア、B4の三体は彼の若き日の姿を模して創造されている。

ジュリアナ・スン

 ヌニアン・スン博士の妻。現姓はテイナー。データと再会した時は母のようにデータに接したがデータ自身は彼女の記憶は無かった。スン博士がデータの後に造った最後のアンドロイドと重要な関わりがある(新スター・トレック』第162話「アンドロイドの母(Inheritance)」)。

ローア

 データのプロトタイプであるが実際の機能はデータと同等であり、違いは感情があるかないかである。(新スター・トレック』第77話「永遠の絆(Brothers)」)。
 オミクロン・セータ・コロニーでエンタープライズのクルーに発見され組み立てられるが、彼は感情を持つ過程で邪悪な心を芽生えさせており、データになり済まして宇宙水晶体を呼び出してエンタープライズを襲わせようとしたが、データらの逆襲により宇宙空間へ放り出されてしまう(新スター・トレック』第14話「アンドロイドの裏切り(Datalore)」)。

 その後はしばらく沈黙を保っていたが、データを呼び出したスン博士の元に彼もまた呼び寄せられ、弟と生みの親と再開する。しかし、ここでも彼は邪悪な感情をあらわにし、スン博士をだまして感情チップを強奪。その際に博士に致命傷を負わせた(新スター・トレック』第77話「永遠の絆(Brothers)」)。

 逃亡したローアはかつてエンタープライズが救出したボーグドローン・ヒュー(ブルー)らが属するはぐれボーグの頭目となりボーグを支配。データに感情を与えることで服従させエンタープライズに襲いかかるが、エンタープライズにかつての恩義を感じたヒューの裏切りなどにより計画はとん挫。弟のデータの手により機能停止させられた(新スター・トレック』第152,153話「ボーグ変質の謎(Descent)」)。

B4

 データやローアよりも前のプロトタイプで、外見こそデータらに酷似しているが機能はかなり劣り、幼児並の知性しか持ち合わせていない。なぜかロミュラン中立地帯近辺の惑星に放置されていて付近を航行していたエンタープライズに発見された。
 エンタープライズに持ち帰られ再組み立てを行ったうえで、データ少佐の希望により彼の記憶をB4にコピーされた。しかし情報伝達機能もデータよりもかなり制限されているため、当初はその記憶を生かすことは出来なかったようだ。
 実は彼はロミュラン政変で実権を握ったレムスのシンゾンが放った罠であり、内部からエンタープライズの破壊工作をするように改造されていた。しかし、これは事前にデータの機転で回避されている。この事実によりB4はデータによって機能停止させられた。
 一旦はデータによって機能停止されていたB4だが、データがピカード艦長救出のため戦死すると再起動され、わずかながらデータ少佐の記憶がよみがえる兆候が見られた。(ネメシス/S.T.X.)。

ラル

 データが自身を参考に創造した彼の“子供”。外見上の人種や性別は“子供”自身に選ばせ、その結果、“子供”は地球人の少女型のアンドロイドになった。彼女が創造された当初はピカードらも難色を示していたものの彼女に教育を受けさせることを許可した。
 ラルはデータの想像以上に優れた能力を備えていて感情に近いものすら持っていた。一方、報告を受けた艦隊司令部のハッフェル提督は彼女の能力に目を付け艦隊本部へ連れて行こうと画策する。当然データは「まだ娘を手放すことは出来ない」と反対するがハッフェルは強行的にラルを連れていこうとした。しかし提督の強引な態度に恐怖を覚えたラルはその“感情”によって神経回路に致命的な異常を起こし、データらの必死の措置も間に合わず、その機能を永遠に停止した(新スター・トレック』第64話「アンドロイドのめざめ(The Offspring )」)。

スポット

 愛猫。メス。人懐っこくラ=フォージ少佐他のクルーにも慣れているようだが、グルメでエサにはうるさく、データも彼女の食事にはかなり気をつかっているようだ。エンタープライズD撃沈の時はうまく隙間に入り込んで助かった。

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【編者補足】

 データ少佐は『新スター・トレック』の登場人物の中でも最も人気があるキャラクターの一人で、スポック同様、人間とそうでないものの間にあって悩むキャラクターとして非常に愛されました。データを通して見る人間の姿は時に素晴らしく、ときには非常に醜く感じ、人間性が持つあらゆる徳性を浮き彫りにするうえで彼のようなキャラクターは非常に得難い存在ではないでしょうか。
 また、ユーモアを理解できないはずの彼が実は最もコミカルなキャラクターを発揮するのもまた面白い。どんな不条理なジョークにも論理的な説明を求めてしまう彼にかなうギャグやジョークなどあろうはずもなく、結局、そんな彼の態度が一番面白くなってしまう。この点もスポックとかぶるかもしれません。

データを演じた俳優

ブレント・スパイナー(Brent Spiner) (1949~)

日本語吹き替え:大塚芳忠

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